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七瀬かりんについて

七瀬かりん(ななせ かりん)は、日本のグラビアアイドル、女優、歌手。
本名は七瀬春子。

  来歴

 

デビューは17歳の6月。

芸能プロダクションの社長に直接スカウトされてとなっている。

デビュー当初は雑誌のグラビアを中心に活動していたが、人気がなかった。

ところがデビューから一年後、連続深夜ドラマのレギュラーというチャンスをつかむ。

役は「売れないグラビアアイドル七瀬かりん」。

自らの提案により、オープニング曲の作詞・作曲・歌唱を担当した。

  父親の死亡事故

 

七瀬かりんには実の父親を殺害した疑いがかけられていた。

七瀬かりんが十九歳の六月に父親が亡くなっている。

自宅マンションの階段から転落して頭を打っての事故死と見られ当時は何ら事件性が認められなかった。

一部報道もあったが彼女にしては平凡なコメントを出し、相変わらずテレビに出演していた。

ところが同じ年の十一月末、唐突にその死の疑惑が語られるようになる。

娘の殺意を語る父親直筆の手記までが死後五か月近く経ってから発見されたのだ。

娘がアイドルとして成功した後、娘を当てにして働かなくなった父を七瀬かりんが疎ましく思い、また保険金目当てもあり事故に見せかけて殺したという。

父親は死の一か月ほど前から友人に愚痴を漏らしていた。

ネットで話が広まり、後を追うように週刊誌やスポーツ紙が取り上げた。

噂は尾ひれをつけつつ広まるばかりだった。

  タレント休業と死 
 

こうして七瀬かりんは休業した。
その後地方のホテルを転々としながらマスコミの追求をやり過ごし、一月の末に真倉坂市のホテルに宿泊した。
数日後そのホテルの側で死ぬ運命とも知らず−−。

七瀬かりんの死体が発見されたのは一月三十日の土曜。
場所は彼女が宿泊していたホテル近くにあったマンション建設予定地。
予定地には立ち入りを防ぐフェンスや壁があったものの、隙間があり入り込める場所だった。
死体の第一発見者はその土地から道路を一つ挟んだ一軒家に住む七十歳の男性。
七瀬かりんは凶器となった鉄骨に顔と頭部を砕かれ、歯形の確認もできないほどに首から上は潰れていた。ほぼ即死だった。

 

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